テンパータイヤとは

自動車は基本的にタイヤの数は、前後左右の4本ですが、走行中にパンクをしてしまった場合、そこから動けなくなってしまうため、スペアタイヤとしてもう1本トランクの下などに積んでいました。よく街中で見かける四輪駆動車などでは、スペアタイヤをトランクの下ではなく、リヤドアの後ろに見えるように積んで走っているのを見かけると思いますが、あれも同じスペアタイヤです。

しかし20年ほど前から燃費向上の一環として、スペアタイヤを積んで走ると燃費が悪くなることから、車体の軽量化のためにスペアタイヤを「応急スペアタイヤ」に変える動きが増えてきました。
この応急スペアタイヤというのが、「テンパータイヤ」と呼ばれるもので、あくまで応急用として従来のスペアタイヤと同じように、トランクの下部などに格納されています。

注意しなければいけない点として、通常のタイヤよりタイヤ幅が細く接地面積が小さいため、空気圧が2倍以上になっていることが特徴です。応急用タイヤはその名のとおり応急用ですので、タイヤがパンクした際に最寄りの修理工場でパンク修理をするためだけに走行できればいいという設計ですので、パンク修理を行ったら速やかに通常タイヤに戻さなければなりません。

応急用タイヤは通常タイヤと違い、自転車のタイヤのように細くグリップ能力がとても低いため、規定以上の速度や距離を走行すると、事故やクルマの故障にもつながりかねません。特に駆動輪に使用してはいけません。FF車の場合必ず後輪に使用することが必要です。もしも前輪がパンクしたら、後輪を外してそこに応急用タイヤを装着し、パンクしたタイヤを外したら先に外した後輪を前輪に装着します。