自動車の車輪はゴムでできています。
ゴムでできている理由は鉄道とは違い、レールの上を走る列車ではないため、路面に対応したことで、車体にも路面にも衝撃を与えず、とくに乗車する人への衝撃の緩和が目的となってゴムが採用されています。

ここで自動車用タイヤのことについて少し説明してみることにしましょう。
現在販売されている多くの製品がラジアルと呼ばれるカーカス構造を用いたもので、ここには多くの工夫がされています。

まず、接地面の強度を増すことで、異物の貫通を防止するためのスチールワイヤーを編んでベルト状に構成されているブレーカーコードが表面奥のゴムにこの構造を持ち、骨格としてゴム全体の強度を保つカーカスコードが軟骨状に全体を覆っています。

このことで車輪がゴムでできていても、1トン以上の荷重に耐え、破裂することなく走れます。
トレッドと呼ばれる路面に設置する部分として、雨水の水はけや摩擦係数がメーカーごとに考慮され、重大な役割を果たします。
側面をサイドウォールと言い、サイズ表示やメーカー・ブランドなどが刻印されています。

ここは衝撃を吸収する重要な役割を果たすため、伸縮性が良く、ただ、強い衝撃に弱いため、パンク修理が不可能な場所です。
劣化によりクラックが生じると交換をしなければなりませんが、最近の高性能な製品では多少のクラックは問題ないとされます。